Q1. 事業内容と、プログラムに応募したきっかけを教えてください。
世界的に「発酵」が注目を集める中、私は独自の研究で培った酵母の有用機能と育種技術を活用し、高付加価値な発酵食品の開発および事業展開を目指しています。これまで酒造会社との社会実装実績は豊富にありましたが、製パン分野における小スケールでの試作や評価をしてくださる企業とのネットワークが不足していました。そこで本プログラムに応募し、独自開発したパン酵母の試作・評価を伴走支援していただける生駒市内の製パン店をご紹介いただくことにいたしました。
Q2. プログラム参加前、研究シーズの事業化や社会実装を進めるうえで、どのような課題や不安を抱えていましたか?
フードテックやサステナビリティの観点から発酵技術の需要が高まる一方、研究シーズを社会へ実装するには実地での検証が不可欠です。しかし、製パン業界において、開発段階の酵母を実際に使用し、パンの試作や味・質の評価まで協力していただけるパートナー企業を自分たちだけで開拓することは容易ではありませんでした。市場ニーズに応える製品コンセプトやターゲット設定を固めるためにも、実証実験の場をいかに確保するかが大きな課題でした。
Q3. プログラムの支援で特に役立ったことと、それにより得られた成果や今後の展望を教えてください。
生駒市内の製パン店「西山荘」様をご紹介いただき、開発酵母を用いたパンの試作・評価を実施。市場トレンドや有益なニーズ情報を得ることができ、今後の開発に向けたコンセプトが明確になりました。
Q4. これから応募を検討しているNAISTの研究者・学生の皆さんへメッセージをお願いします!
NAISTは研究シーズをもとに様々な挑戦ができるユニークな大学です。本プログラムでは皆さんと一緒に行動する仲間や協業先とのマッチングも叶います。私は3年前にNAISTのバイオサイエンス領域を定年退職しましたが、現在も特任教授として研究室を継続し、シニア起業を目指しています。年齢や分野に関係なく積極的に応募し、NAISTからイノベーションを起こしましょう!