Q1. 事業内容と、プログラムに応募したきっかけを教えてください。
株式会社ROBOZOOは、動物の産卵や給餌といったライフサイクルを応用した「生命感ロボット」の研究開発と、展示・教育ワークショップを展開するスタートアップです。「ロボットに生命を、人に活力を」をミッションに掲げています。きっかけは、大阪・関西万博の「TEAM EXPOパビリオン」への出展でした。研究室のプロトタイプに触れた来場者の反応から「ロボットが人に活力を与えられる」と確信し、研究室を飛び出して社会に届けたいと起業を決意。その実現に向けた第一歩として本プログラムに応募いたしました。
Q2. プログラム参加前、研究シーズの事業化や社会実装を進めるうえで、どのような課題や不安を抱えていましたか?
技術シーズには絶対の自信がありましたが、当時の自分にはビジネスの知識が決定的に不足していました。具体的にどのようにマネタイズすればよいのか、起業の手続きをどう進めればよいのかも分からず、研究が事業として成立するのか確信が持てずにいたのです。「研究としての面白さ」を「事業としての価値」へとどう結びつければよいのか、その道筋が見えていないことが大きな課題であり不安でした。
Q3. プログラムの支援で特に役立ったことと、それにより得られた成果や今後の展望を教えてください。
最も助かったのは、事業計画の言語化とブラッシュアップに徹底的に伴走していただけたことです。相談を重ねた結果、学生起業家の登竜門である「キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)」全国大会にて優勝し、文部科学大臣賞およびテクノロジー大賞のダブル受賞を果たすことができました。その後、実際に「株式会社ROBOZOO」を設立し、現在は動物園や水族館との共同開発・展示イベントが動き始めています。事務局を通じた素晴らしいご縁も活かし、今後は各地へ感動体験を届けていきたいです。
Q4. これから応募を検討しているNAISTの研究者・学生の皆さんへメッセージをお願いします!
応募時はビジネスの知識ゼロで、「研究はできるが事業は分からない」という状態でした。それでも伴走してくれる専門家がいれば、研究シーズは必ず形になっていきます。大切なのは完璧な計画ではなく「誰かに届けたい」という情熱です。ぜひ学生のうちに一歩を踏み出してみてください!